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フレイル・サルコペニア

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フレイル

フレイルは英語の「frailty」から作られた言葉で、加齢とともに心身の活力が低下しストレスに対する脆弱性が進んだ状態です。

つまり加齢とともに身体機能が低下し身体機能障害に陥るというものです。

「frailty」にはもともと虚弱という訳語がつけられていましたが、身体機能だけでなく社会的な状態や精神・心理的なものも含まれるようになりました。

これらは「適切な介入」があれば再び元の状態に戻る可能性があります。

用語の統一として

『高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態』

となりました。

フレイルの評価方法(3項目以上が該当)

1つ、2つ該当でもプレフレイルとされます。

 

サルコペニア

サルコペニアは身体的フレイルの主症状の1つで、フレイル悪化の要因です。

sarcopeniaはギリシャ語のsarx(筋肉)とpenia(欠乏)という言葉を組み合わせた造語です。

「加齢性筋肉減少症」とも訳されています。

 

サルコペニアの評価方法

 

 

フレイルサイクル

フレイルサイクルはフレイルとサルコペニアが関連して起こるものです。

 

治療

運動療法(レジスタンストレーニングやロコトレ)と栄養療法(タンパク質、アミノ酸摂取)の併用が良いとされています。

 

全ては健康長寿を目指すためのもので、患者さん自身にやる気がなければ始まらないことです。

どうせ歳だから、という言葉を患者さんは言いますが、健康長寿でありたければ70歳台から意識し始めなければいけません。

健康を意識してくれている患者さんは最低でも月2回の通院を続けて下さっています。

 

 

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