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骨巨細胞腫とは?

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整形外科の臨床経験で何度か見させて頂きました。

残念なことに、レントゲンがなければ分かりません。

時としてはレントゲンに写っても不鮮明です。

私も一度見落とした事がありました。

その時の患部が鵞足部であったため、鵞足炎と思っていました。

他のスタッフは、接骨院からの紹介で来られた患者さんのレントゲンで、後から見ればはっきりと写っているものを見落としてしまったことがありました。

ある程度、疑ってかからないと分からないものです。

 

骨巨細胞腫とは

良性の骨腫瘍です。

破骨細胞に似た多核巨細胞が多く見られることでこの名前がつきました。

局所への浸潤性が高く、再発率も高いです。

 

どんな人に多いの?

やや女性に多く見られ、20歳代での発症が多いです。

部位では膝関節周囲に多く、脛骨近位端、大腿骨遠位端に次いで上腕骨近位端、橈骨遠位端に見られます。

脛骨近位端、大腿骨遠位端の荷重骨であれば、骨巨細胞腫によって骨皮質が菲薄化するので病的骨折を起こし、痛みのため医療機関を受診することになります。

 

検査

レントゲン撮影を行うと巨細胞腫のある部分が抜けて見えます。軟部組織が大量に被っているとこの部分が見えずらくなり、発見が難しくなることがあります。

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