症例

ばね指

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ばね指の患者さんです。

過去に裁縫の仕事をしていて、手を酷使していました。

裁縫は今でも好きでしているそうです。

糖尿病などはありません。

2018年11月に左手母指のばね指の症状を訴えました。

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それから益々酷くなり、右手も痛くなり始めたので、

整形外科にて注射を打ってもらうことを勧めました。

左手に注射を打つと痛みはだいぶ収まりましたが、注射がとても痛かったらしく

「これならばね指で痛いの我慢していた方がマシ」とまで言っていました。

そうこうしていると、今度は右手の痛みが激しくなりました。

今後の治療方針について不安がっていたので、自分の祖母の経過の話をしました。

祖母も同様に編み物の先生をしていたので、手を酷使していました。

近隣の整骨院にてマイクロ波とマッサージで、約半年かけて治ったのです。

約半年で治る、と私が言ったので患者さんも手術や注射が嫌なので希望を持たれました。

患者さんは週に1回の通院です。

私は毎回経過を聞いていましたが、しばらくは

「変わらないね・・・」

というコメントが続きました。

支払いの時に財布から小銭を取り出すのが辛そうです。

私もできる限りの事はしました。

2019年6月に入った頃に、患者さんは体調を崩し間隔が2週間空きました。

お見えになった時に、体の状態を尋ねてから、

「指の加減はどうですか?」

と聞くと、患者さんは痛かったことを忘れていたみたいで

「あれ?なんかマシになっている」

とおっしゃいました。

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私の施術とは関係無く、治っていたみたいです。

むしろ私の施術で弄ってしまっていた可能性まで出てきました。

まあ、治ったのは喜ばしい事です。

都合7ヶ月かかりましたが、ばね指は保存療法で十分に対応できます。

半年間の痛みに我慢できなければ手術治療の選択もあります。

 

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