症例

橈骨頭骨折疑い

更新日:

日曜日の18時に電話で診察してもらえるかという問い合わせがありました。

どうやら6歳のお子さん(女の子)が友人の家で遊んでいて、椅子から落ちて手をついて怪我をしたとのことでした。

普段は全然泣かないのに、大泣きして腕を動かそうとしないので診てもらえないかというものでした。

どうやら肘内障は除外されそうです。

そうなると骨折が考えられるので、応急手当てをしますということで来院してもらいました。

 

来院時の状況

お子さんを連れて来院頂きました。

お母さんが娘の腕をとって「ここを痛がっているんです」と説明しようとすると、

お子さんは肘を触られるのをとても嫌がりました。

これは肘内障にも見られる光景ですが、親に構って欲しくて痛がっている素ぶりでもありません。

肘のどこかを痛めています。

外観では変形は見られません。

鎖骨から圧痛を確認していきます。

どうやら上腕は痛めてはいないようでした。

一番考えられたのは、橈骨頭(頚部)の骨折です。

痛みは訴えますが、強くはありません。

橈骨粗面を押さえると痛みは一番強かったです。

この部位での剥離骨折などは年齢からすると起きるものであるのか分かりませんが、圧痛はありました。

骨折の疑いがあるので、明日に整形外科へ行き診てもらうよう保護者に伝えました。

 

処置

電気治療とアイシングを行い、肘をゆっくりと90度まで曲げさせて三角巾で提肘しました。

 

最後に

ホームページには日曜日も診察していますと表示しているので、それを見てきてくれたのかと思ったら、googleの検索で日曜日も営業している接骨院をしらみつぶしで探して辿り着いたみたいでした。

開業してもうすぐ2ヶ月になりますが、まだgoogleやyahoo!検索では「日曜日もやっている接骨院」では検索が上がらないみたいです。

-症例

Copyright© bonesetter's note , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.