症例

柔道整復師が知っておくべき骨肉腫の知識

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整形外科勤務時代にはリハビリ室で勤務していました。

直接この患者さんを診ることはありませんでした。

この疾患を疑った患者さんは、すぐに大きな病院へ紹介となるからです。

リハビリ室に来られても我々柔道整復師にはどうしようもないです。

何人かの患者さんは診察には来られていました。

医師がこの疾患である可能性を患者と家族に伝えた時に立ち会ったことがあります。

この疾患の説明を受けた患者さんと家族は本当に辛い瞬間だったと思います。

その後については知りませんが、良くなったと願いたいです。

 

骨肉腫とは

骨を起源として発症した悪性腫瘍です。

 

発症年齢

10歳代が多く、男性にやや多い傾向があります。骨肉腫の発生頻度は人口100万人あたり1~1.5人程度です。

 

発症部位

大腿骨遠位部・脛骨近位部・上腕骨近位部などに多いです。

原因

遺伝子異常が原因と考えられていて、細胞が正常な増殖するためには、遺伝子情報が正確に伝達される必要があります。DNAの遺伝子情報に間違いがあると、細胞が異常な増殖をします。体内にはこうした異常なDNAを増やさないような仕組みがあるのですが、これがうまく機能しない状況では、異常な細胞増殖が起こり、骨肉腫が発生すると考えられています。

 

症状

発生部位に痛みが現れます。湿布など消炎鎮痛治療を受けて3~4週間たって治らないしつこい痛みがある場合や夜間や安静時に痛んだり、腫れている事などで疑われます。

 

予後

化学療法の導入で、治療成績は飛躍的に改善しました。しかし、初診時に遠隔転移があったり、治療後に再発・転移を来したものは予後不良です。現在の治療法では、5年生存率は70%程度で、10年生存率は60%以上とされています。手術における患肢温存率も約90%に達しています。

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