股関節・膝・足

足関節骨折の整復

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整形外科勤務時代にごく稀に足関節骨折の整復がありました。

その時の整復は麻酔下であったり、そうでなかったりしました。

普段からこんな患者が来たら・・・と備えていないと、急には対応ができません。

この骨折の整復に初めて入った時はたまたま勉強会で、こんな疾患が来たという話を聞いて、整復動作を改めて勉強し直していた時でした。

同じような疾患が重なったり、話題に挙がった疾患の患者が来院することは不思議とよくあることです。

 

足関節骨折整復動作の確認

Lauge-Hansen分類で『回外・外旋骨折』が頻度的に一番多いとされます。

表記は、”受傷時の足関節の肢位・外力による距骨の運動方向” です。

図では患肢は左になります。

整復動作のおさらいです。

まず、受傷と同じ方向に足を動かして噛み込みを取ります。

この動作は省略されることが多いみたいですが、この動作をすると整復が上手くいくことが多いと、経験豊富な先生が言っていました。

足関節を底屈させて、下腿の長軸方向に牽引して、腓骨の短縮を取り除きます。

後方へ転位した腓骨を前方に押し出すイメージで足部を前方へ引き出し、

外旋転位した腓骨を内旋させるイメージで、そのまま足部を内旋させます。

教科書的には、足関節を底背屈0度にして、足部を回内させるとあります。

しかし、脛骨と腓骨間はstage1の損傷で開いているので、距骨の形態を考えれば、やや底屈させた方がよいかもしれません。

この肢位を保持してギプスを巻き込みますが、モールディングでは内・外果の圧迫は必要となります。

肢位を保持する人、ギプスを巻く人、助手で3人掛かりでギプス固定するのが良いです。

 

レントゲンでの確認

レントゲンでは腓骨の外転転位で脛骨と腓骨が開いて見えるかと思います。

腓骨の転位が派手でどうしても目がそちらに行きがちですが、機能的問題を残さないためには、ここよりも脛骨の転位がしっかりと正確に整復できてるかが重要と医師の先生は言われました。

見た目に惑わされずに、どの部分の整復が重要かしっかりと把握しなければいけません。

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