私・家族の健康

左手中指中節骨基部骨折

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指の骨折をして医療機関を受診したが、指を固定しなくてはいけないという事になり、仕事があるのでしっかりとは固定できないので止むを得ず放置する人は多いと思います。私もそのうちの1人です。

 

ケガをした(現病歴)

2017年7月に実家の階段を降りていた時、靴下が滑って段を踏み外してしまいました。

その時に左手をつきました。

最初は手首が痛かったのですが、骨折はしていないだろうというような感じでした。

しかし、しばらくすると左手中指の第2関節が痛くなってきました。

ひょっとしたら折れたかもという思いもありましたが、指の曲げ伸ばしは痛みはあるものの可能で、骨折をしていればもっともっと痛いはずなので、捻挫だろうと判断しました。

 

経過と治療

ズキズキと痛い状態が続き、仕事にも影響が出ていました。腫れと内出血も出てきて、腫れのせいで曲げることもできなくなりました。

2日後の指

仕事に支障があるので、アルミシーネなどの固定はせずテーピングで簡易固定をしました。

2週間も簡易固定したら拘縮が怖かったので、腫れや痛みがありましたが動かすことにしました。

皮膚のつっぱりをなくすように皮膚を動かしながら、関節もゆっくりと動かしました。

腫れがすごいので周りからは骨折しているだろうから整形外科に行った方がいい、と言われましたが、骨折とわかったところで固定法が変わることでもないのでそのままにしました。

 

レントゲン撮影

約50日経過した8月下旬に内科医をしている親戚の家に行ったときに、指のレントゲン撮影をお願いしてみました。
折れてはいないだろうという思いを確定させたかったのです。
まず正面像を撮ると、どうやら骨折しているように見えます。

斜めからの撮影で条件を変えてみると、骨折部がはっきり見えました。

拡大します。

はっきりと折れています。

これは受傷して7週間後のものです。

仮骨の発生があるのでしょうか?

自分では捻挫と思っていましたが、折れていたという自分の診断の誤りには正直がっかりしました。

これでは何のために整形外科で働いていたのか分かりません。

しかし、裏を返して、良い教訓にもなったと考えるべきであります。

 

その後の経過

指はしっかりと痛みなく曲がるまで3ヶ月、中指にスーパーの袋を引っ掛けて持てるようになるまで4ヶ月かかりました。

整形外科にいた時は、同様なケガの患者さんのリハビリは2ヶ月位で終わっていたように思いましたが、私の場合は初期治療を誤ってしまったので、長引いたのかもしれません。

整骨院でエコーをお借りして観察すると、指の外反や屈曲伸展での骨片の移動が見られなかったので、骨折部は安定していると思います。日常生活もなんら支障ありません。

 

固定法のおさらい

これが骨折でなくて靭帯損傷であればどうしていたでしょうか?

教科書と臨床的に軽度屈曲位で固定するかと思います。

基節骨骨頭部の幅は背側より掌側が広い台形をしているので軽度屈曲位で側副靭帯は最も緊張します。

これが軽度屈曲位で固定をする理由とされていますが、この時に副靭帯は縮んでいるために屈曲位拘縮の原因となり固定除去後の伸展角度の成績が悪くなります。

そこで、伸展0度位での固定の方が経過が良いのでは?という意見もあります。

自動でのROM訓練をする際には、PIP関節を屈曲するのにはextrinsic muscleを使ってするので回復が比較的容易なのに対し、伸展は力が弱いintrinsic muscleを使ってするのでリハビリには時間が掛かる事になるからです。

2週間程度の固定ならば、側副靭帯も拘縮はしないと思われるので伸展位固定でも考えてみましょう。

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