頚部・胸・腰

副鼻腔炎(蓄膿)と肩凝り・頭痛

更新日:

 

往診で対応した患者さんです。

主訴

30代の男性で、主訴は肩が凝って仕方がないということでした。

現病歴

現病歴を聴取すると、3年前に副鼻腔炎になり治療したが良くならず、手術をして治したのですが、その頃より頭痛と肩こりがひどくなったということでした。

きっかけといえばそれぐらいしか思いつかないということです。

頭痛は、鉄棒に逆さでぶら下がって頭に血が登って、鼻がツーンとする感じがずっとするという分かりやすい説明を受けました。目の奥から押されている感じがするようです。

問診中、ずっと鼻をすすっていて、これはアレルギーのせいだという説明を耳鼻科より受けているそうです。

治療歴

内科の医師にもこの副鼻腔炎の相談をしていて、肩こりや頭痛は「うつ」からきているかもしれないと言われているということでした。

確かに、話をしている時には表情は暗く、笑っても表情はあまり変わりません。

「うつが原因ならそれはそれで受け入れられる。原因が分かればそれを治療するだけです。」

と患者さん自身もその傾向があることに気づき、原因あっての肩こりであるということに気づいているようでもありました。

3年間肩こりや頭痛を我慢してきた訳ではなく、整体院でマッサージの治療、カイロプラクティックでは骨を鳴らすような施術を受けていたようです。

「3年間ずっと治療を受けていらしたみたいですが、少しずつマシにはなっているのですか?」

と聞いたら、

「施術を受けて楽になったことは一度もありません」

という回答が帰ってきたので、身体に対して施術をしても変わりが無いことが分かりました。

それよりも、3年間も治療を引っ張る方もどうかと思います。

きっと言われた通りに通院をされていたのだと思います。

 

社会歴

3年前は車の整備士をしていましたが、今はガソリンスタンドで働いているということでした。

 

治療

「何か身体が楽になる時や動作がありますか?」

という質問には、

「睡眠中だけは楽です」

という答えでした。仕事中もそのような状態なのか聞いたところ、

何かに集中している時は、症状は薄れるということでした。

そして、欠伸をすれば症状が和らぐということも言っていたので、これは原因が鼻か耳にあるので身体への手技ではどうしようもないと感じました。

結果、身体全体を触り、感想を聞いたところ、何も変化は無いとのことでした。

患者さんには、鍼灸治療やオステオパシー治療の経験がないと言っていたので、鍼灸治療を父親にお願いし、それでも効果なければオステオパシーで頭蓋(蝶形骨)へのアプローチが治療には有効ではないかとアドバイスするつもりです。

 

-頚部・胸・腰

Copyright© bonesetter's note , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.